リバイヴエンブレム(ファビラスキャットの09) デビュー戦


キャロットクラブ出資愛馬第16号は、あまり深く考えずに購入。

従って、これが走ればマグれ。

抽選の倍率が高そうだったし、キャロコンピュータと相性の悪い私はどうせ外れるだろうとポチッたら当選。

嬉しいが、思わぬ出費に(笑)。


父ウォーエンブレムは私がとにかく産駒を一度欲しかった種牡馬。

母父はサンデーサイレンスで厩舎も滑り出し絶好調の松永幹夫厩舎。

走りそうだが、全体的に遅れておりデビューはいつになることやら。

ほっさん初の豪州馬。超遅生まれということもあり、やたらと線が細くて華奢に見える。

測尺が発表されておらず、こそが最大の懸念箇所。

どうなることやら。


ファビラスキャットの2009を徹底分析。

また、購入に至った経緯を掲載。

最初発表の気になる馬体重は416キロとかなり小柄。

姉のクラックシードは順調に3勝目を挙げる。

競走馬名がリバイヴエンブレム(Revive Emblem(英語) 「復興の象徴」の意。本馬の活躍と「東北地方太平洋沖地震」、「ニュージーランド地震」からの復興を祈念して。)になりました。

喘鳴症を発症し、競走馬として限りなく赤信号が点灯しました。

12月28日、喘鳴症の手術を無事終了しました。

2012年5月11日に栗東トレセンに入厩しました。

5月21日、JRA競走馬登録されました。

5月25日、ゲート試験に合格しました。


7月7日 中京7R 3歳未勝利 芝1600m 混合戦に出走!!

16着/10番人気。

やたら小さく見えてレースも全くいいところなし。

時期的にも勝ち上がりは無理。やはり遅生まれのハンデは大きすぎ、豪州産は失敗。


レース回顧と時計の分析、レース後の高倉稜騎手と松永幹夫調教師のコメントを掲載。

パドック写真多数付き、現地観戦レポート。

(2012年7月11日完結)

2011年5月27日立ち上げ

●ファビラスキャットの09を購入

 毎年第一次募集で本命馬を外し続けるキャロコンピュータと相性の悪い私ほっさんですが、2010年も例に漏れず最優先希望馬のアドマイヤセラヴィの09に落選。格安牝馬のフェリークの09のみの当選となりました。

 まだ一昨年の有馬記念大的中の時に今年の分として軍資金15万円を残していたことと、07年産が全滅し特別割引額だけで5万円程度あったことから、ムガメールの09、マチカネエンジイロの09、ピューリティの09の計4頭を購入し用意していた軍資金がなくなったことからそこで打ち止め。2009年産はもう購入するつもりはありませんでした。


 ところが、2011年春に豪州産馬2頭が募集。基本的に遅生まれでハンデのある豪州産を買うつもりはなかったのですが、その内の1頭、ファビラスキャットの09は父が産駒の勝ち上がり率の素晴らしく、私がずっと欲しいと言っていたウォーエンブレム、母父はサンデーサイレンスで厩舎はキャロでも活躍馬を出している開業から出脚好調の松永幹夫厩舎。一気に話題になり、募集直後に予定口数以上の申込みがあり、抽選確定となりました。


 抽選?と聞いて私が動かないわけがありません。父、母、預託厩舎、価格、馬体とどれをとってもパッ見でよさそうな馬ですし、状況から募集口数の倍程度の申し込みがありそうでしたので、外れ見込みで申し込みました。

 もし当選してしまったら軍資金に困るのですが、少しだけ秋の2010年産募集においてありましたので、それを回そうと思っていました。


 そうこうしていると、3月26日にクラブHPに抽選結果のメールが。


このたびは2010年度追加募集馬へお申込いただきまして、まことにありがとうございます。
抽選となりました93.ファビラスキャットの09の抽選結果をお知らせいたしますので、ご確認ください。

93.ファビラスキャットの09  1口 分割 ◯

厳正なる抽選の結果、ご出資いただけることとなりました。
出資契約書を送付させていただきますので、ご確認いただきクラブ返信用紙にご署名・ご捺印の上、返信くださいますようお願いいたします。

引き続き受付をおこなっております募集馬におきましても、いずれも魅力あふれる血統馬ばかりとなっておりますので、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。 



ということで当選しちゃいました。おそらくかなりの確率をくぐり抜けたと思われ、ここで運を使い果たしてしまった私は、同日、大切なアフロディーテの2戦目、フラワーカップ GVで大敗することになります(3番人気17着><)。

 真剣にこの馬を狙っていた方には申し訳ないですが、私とて興味のある馬。勘弁してください。


 そんなこんなでファビラスキャットの09を購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●ファビラスキャットの09のほっさん評価

 では、ファビラスキャットの09の詳しい分析です。

 父   ウォーエンブレム アーニングIDX 3.01 評価 S
 母   ファビラスキャット 1勝            評価 D
 母父 サンデーサイレンス               評価 A+
 兄弟  クラックシード   2勝            評価 C
 生産牧場 Arrowfield Stud            評価 E
 調教師 松永幹夫                   評価 B−

 馬体                           評価 B+
 募集総額 2200万円 牡馬
 
 総合評価 2.17 評価 C


 父ウォーエンブレムはとにかく私ほっさんが1度産駒を欲しかった優良種牡馬で産駒はかなり走っています。アーニングIDXも3.10と超優良。最高評価の「S」ランクです。持ち込み馬の多い種牡馬ならこの数字はたいしたことはありませんが(わざわざ日本に高額な輸送費を払って輸入するということはそれなりに期待できる馬ということなので)、純粋に内国産の牝馬と種付をしてのこの数字は素晴らしいとしか言いようがありません。この産駒を持つことが1つの夢でしたので今はそれが叶って嬉しいです。

 ウォーエンブレム(War Emblem)は1999年アメリカの競走馬である。 アメリカで二冠馬となり、2002年エクリプス賞3歳牡馬チャンピオンに選出された。引退後は種牡馬として日本に輸入された。

 2001年10月のメイドンでデビュー勝ちを収め、2戦目の芝のマニラステークスこそ敗れたが、ダートに戻った3戦目で2勝目を挙げた。3戦2勝で2歳シーズンを終え、クラシック戦線に向かうことになった。

 迎えた2002年の最初の2戦は、馬群をひるむ仕草を見せるなど、持っている能力を活かすレースが出来なかった。それでも3月のレースを11馬身差で勝利すると、4月のGUイリノイダービーも6馬身以上の差をつける圧勝で、初の重賞を勝利した。このレースの後、サウジアラビアのサルマン殿下が代表を務めるザ・サラブレッドコーポレーションに90万ドルで購入され、ボブ・バファート厩舎へと転厩した。

 臨んだ第128回ケンタッキーダービーでは9番人気ながら、2着Proud Citizenに4馬身差で勝利。次走プリークネスステークスでもMagic Weisnerを3/4馬身差で退け4連勝をマーク。三冠の期待がかかることになった。しかしベルモントステークスでは出遅れもあり8着と惨敗、三冠達成とはならなかったが2002年米最優秀3歳牡馬に選ばれた。

 その後はGT競走ハスケル招待ハンデキャップで再度Magic Weisnerに3馬身半の差で勝利を収めた。だがそれ以降は勝てず、BCクラシック8着を最後に現役を引退、種牡馬となった。自分のペースでレースを進めると、非常に強い勝ち方を見せる馬であった。


 1990年代から2000年代にかけて、日本の競馬ではサンデーサイレンスやブライアンズタイムを代表とした、ヘイルトゥリーズン系の種牡馬が実績を残していた。ヘイルトゥリーズン系の優秀な牡馬と、優秀な牝馬を掛け合わせると、極度の近親交配となる。また、ヘイルトゥリーズン系以前に活躍していたノーザンダンサー系の種馬も、同様に配合し難い状況が生まれていた。そこで、それ以外の系統に属する種牡馬が必要とされていた。

 1990年代のアメリカではミスタープロスペクター系の種牡馬が活躍していたが、日本では社台グループが鳴り物入りで導入したティンバーカントリーなどの種牡馬が、期待されたほどの成功を収めていなかった。加えて2002年には、社台グループはエンドスウィープとエルコンドルパサーという、期待されたミスタープロスペクター系の種牡馬を相次いで亡くしてしまった。そのため、本格的にミスタープロスペクターの血を導入しうる種牡馬が期待されていた。

 2002年7月、サルマン殿下が急死したことにより、管財人によって所有馬の整理が行われることになった。10月にケンタッキー州で競りが行われ、社台グループが1700万ドルで購入し、日本で種牡馬入りが決定。シンジケートが組まれることになった。総額30億円(1株5000万円×60株)。


 本馬は父のOur Emblemだけでなく、母系に配合されてきた種牡馬も現在の日本ではほとんど流行していない血統である。Northern DancerやHail to Reason、Hail to Reasonの祖父であるRoyal Chargerも血統に入っていないこともあって、かつてのサンデーサイレンスと同様、有力な繁殖牝馬とのアウトブリード主体の配合が可能であった。特に、サンデーサイレンス産駒の牝馬とも配合が容易なことが大きな長所として捉えられた。このような血統背景から、2002年にサンデーサイレンスが死亡したこと、米二冠という実績から本馬にはポストSSとして大きな期待が寄せられた。


 2003年1月8日「ウォーエンブレム」は、「社台スタリオンステーション」に入厩し種牡馬入りした。種付け料は800万に設定され 「サンデーサイレンス」の後継種牡馬として期待されたが、種付けという行為に興味を示さなかった。

 「大きな流星がなく小顔で華奢」という特定の馬にしか興味を示さず自然主義が徹底されているサラブレッドの種牡馬としては致命的な問題が発生した。Cigarのような無精子状態ではなく、また牝馬によっては種付けを行うことから性機能障害でもないため、種付けを行わせるために様々な試行錯誤が行われた。351頭の牝馬の中から、本馬が興味を示す牝馬への種付けなどが行われている。だが種付け作業が難航を極める状況は変わらなく、 交配できたのは7頭(受胎4頭)のみだった。このような状況では、商業ベースによる種付けが出来ず、シンジケートは解散に追い込まれた。本馬には大手保険会社4社の保険が掛けられていたが、うち3社が合意して約16億円の保険金が支払われた。なお残りの1社は、種付けそのものが成功しているとして保険金の支払いを拒否している。


 シーズン後 「ウォーエンブレム」は、釧路の牧場へ転地療養に出され、周りに牝馬しかいないという環境を作り種付けへの意欲を喚起させた。

 2004年 「好みの牝馬」を見せ、その際に起きる興奮を利用して 「別の繁殖牝馬」に種付けする手法が取られた。これにより、53頭の繁殖牝馬に種付けする事が出来たが、シーズン後半には 「好みの牝馬」に対しても及び腰となり、来年度に向け不安が残るシーズンの終わり方だった。また、昨年同様に交配した何倍もの繁殖牝馬と種付けが試みられている。

 2005年 稀にしか種付けに意欲を示さず、種付け出来たのは9頭だけだった。

 2006年 シーズン前、試験的に行った1頭 「クリックヒア」に種付けしただけでシーズンを終えた。

 2007年 このシーズンに至っては、1頭も種付けする事が出来なかった。

 2008年 ペンシルベニア大学のマクダネル博士の治療により「ウォーエンブレム」専用の馬房・種付け所を設け種付けをするという方法が試みられた。これは、性に対して控えめな同馬が、オスの気配・臭いを感じるだけでメスを他のオスに譲ると考えられた為である。
 治療の結果、1日1頭ペースで種付け出来るまでの劇的な改善が見られ、39頭への種付けに成功し誕生した産駒から17頭が血統登録された。

 2009年69頭の繁殖牝馬に種付けを行い、今後の種牡馬生活に大きな期待が抱かれたが、2010年には種付け頭数が5頭に激減してしまった。


 初年度産駒は2006年デビューし、同年11月にJRA2頭目の出走となるクランエンブレムが産駒初勝利を挙げ、2007年8月には2004年度産駒4頭全てが中央で勝ち上がった。種付け数の比較的多かった2005年に誕生した33頭の産駒も好成績をあげており、13頭が中央競馬、7頭が地方競馬で勝ちあがっている。このうち2008年2月にショウナンアルバが共同通信杯を制し、産駒として初の重賞制覇を果たした。3月にはエアパスカルがチューリップ賞を、ブラックエンブレムがフラワーカップを制し、クラシックに産駒を送り出している。10月19日にはブラックエンブレムが秋華賞を制し、産駒2世代目でGT級競走を制覇した。2006年産の競走馬登録された5頭も、すべて中央競馬で勝ちあがっている。


 産駒の絶対数が少ないため、今後傾向の違う産駒が登場する可能性も充分にあるが、従来の日本でのミスタープロスペクター系の種牡馬と違い、ダートよりも芝で好成績をあげる産駒が多いといえる。産駒の重賞実績も芝でGTを含む4勝をあげている他、ウォータクティクスのように、芝で連敗の後にダートで連勝した馬も出ている。



 母のファビラスキャット(1999年生まれ・父サンデーサイレンス)は、その母が秋華賞JpnTやニュージーランドトロフィ4歳S JpnUを制しジャパンカップGTでも2着に入った名牝ファビラスラフィンで母ほどの活躍は出来なかったが、折り返しの新馬戦(ダート1400m)を圧勝後、オープンの忘れな草賞(芝2000m)で堂々の2着とそこそこの活躍をしている。そこからは常に人気にはなるものの勝ち上がることはできなかった。
 社台サラブレッドクラブでの当時の募集価格は4000万円。
 産駒はクラックシードのみだが2勝を挙げオープンでも2着となかなか優秀。また、若くて相当なポテンシャルを秘めている。本馬は母ファビラスキャットの10歳の時の産駒でいわゆる繁殖黄金期。そしてもっとも仔出しが良いとされる第2仔。これは期待は高い。



 母父のサンデーサイレンスは米国産。米年度代表馬、米9勝。ケンタッキーダービーGT。本邦チャンピオンサイアー。本邦BMSチャンピオン。「日本競馬史上最強の種牡馬」とも称される歴史的スーパーサイアー。
 2008年はBMSとしてスクリーンヒーロー(ジャパンカップGT)、ヴァーミリアン(フェブラリーS GT)、トールポピー(オークス GT)、サクセスブロッケン(ジャパンダートダービー GT)といったGT勝ち馬を含め、20頭もの重賞勝ち馬の母父となり、2009年はサクセスブロッケン(フェブラリーS、東京大賞典 GT)、ヴァーミリアン(JBCクラシック、帝王賞 GT)、ローズキングダム(朝日FS GT)という3頭のGT馬を含む14頭の重賞勝ち馬の母父、2010年にはローズキングダム(ジャパンカップ)、ジャガーメイル(天皇賞・春)、ビッグウィーク(菊花賞)、ヴァーミリアン(川崎記念)、グランプリボス(朝日杯フューチュリティーステークス)と5頭のGT馬の母父に入り盤石の強さで4年連続リーディングBMSの栄誉に輝いた。
 その高い競走能力、コース、距離に対する万能性、抜群の勝負強さはBMSに入っても不変だ。この上ないBMSと言っても過言ではない。



 兄第はクラックシード(父キハングカメハメハ・2007年産・牝馬)の1頭のみですが、新馬→500万と芝1600mで連勝。紫苑S OPで2着に入り秋華賞GTに出走。ここはアパパネの7着だった。その後1000万クラスで掲示板を確保するなどして現在も現役。
 デビューは3歳3月と遅めだが、能力はかなりのもので、当然その下である本馬にも期待は高い。姉が芝で活躍していることもあり、本馬も芝で活躍して欲しい。



 生産牧場のArrowfield Studは、すみません。全くわかりません。豪州にあるということくらいです。良いも悪いもわかりません。
 姉のクラックシードが白老ファームでの生産馬なので母をわざわざ海外に持ち出して向こうで種付けしたということですね。本馬は豪州産ということですが、ほとんど日本馬の血統ですが・・・。



 預託厩舎は松永幹夫厩舎です。私は騎手時代からその活躍をよく知っており、大好きな騎手でした。特に、最後までお世話になった所属厩舎にこだわったことや、他人の馬を奪ってまで騎乗することを嫌う姿勢は勝負の世界にあってなかなか出来ないことであり、そういったあらゆる面でファンでした。

 一流のジョッキーは一流の調教師にはなれないと言われ、苦しんでいる方が多いですが、松永幹夫調教師は滑り出しも良く、開業4年目の昨年は32勝と素晴らしい数字でした。ここからが正念場ですが頑張って欲しいと思います。

 もちろん、この厩舎だから購入したということもあります。楽しみです。


 松永 幹夫(まつなが みきお)は1967年4月10日生まれの44歳。日本中央競馬会(JRA)の元騎手で、現在は調教師である。血液型はO型、熊本県合志市(旧・菊池郡西合志町)出身。

 騎手時代

 童顔で甘いマスクを持ち、デビュー直後から女性ファンが多くついた。いわゆるアイドル視される騎手のはしりで、競馬場に多くの若い女性が訪れるきっかけともなった。名前をもじってミッキーという愛称でも呼ばれる。

 JRAの競馬学校の第2期生。同期には横山典弘、熊沢重文らがいる。1986年にデビューし、引退するまで山本正司厩舎に所属した。

 初騎乗は1986年3月1日、阪神競馬第1競走のインターアビリティで13頭立ての12着だった。初勝利は同年3月23日、阪神競馬第7競走でツルマイスワローに騎乗してのものであった。関西放送記者クラブ賞(新人騎手賞)を受賞している。

 重賞初勝利は1988年、函館3歳ステークスでサザンビーナスに騎乗して挙げた。1991年にはイソノルーブルで優駿牝馬(オークス)を制しGT初勝利。同年12月に香港の沙田競馬場で開催された、アジア競馬会議開催記念の騎手招待競走に日本代表として参加し、勝利を飾っている。

 また、1989年の暮れに開催されたワールドスーパージョッキーズシリーズに優勝している。毎年夏には北海道(札幌競馬場、函館競馬場)に遠征し、多くの勝ち鞍を挙げた。

 1996年、ゼネラリストの調教中に落馬事故で腎臓を摘出する重傷を負ったが、復帰後も活躍を続け、1997年には自身最多となる101勝を挙げた。


 所属先の山本厩舎が管理する馬にも多く騎乗した。ダートで活躍したカネツフルーヴやレギュラーメンバー、素質を認められながら脚部不安で大成し切れなかったマイシンザンやメガスターダムなどがそれである。2005年にはヘヴンリーロマンスに騎乗し、天皇賞(秋)を制した。所属厩舎でのJRA GT初勝利、エアグルーヴ以来の牝馬による天皇賞制覇に加え、3連単の配当が100万円を超えるなど、記録ずくめの勝利となった。

 2006年度のJRA調教師試験に合格したため38歳の若さで鞭を置くこととなった。現役騎手としての最終騎乗日となった2006年2月26日の阪神競馬第11競走・阪急杯でブルーショットガンに騎乗し、出走馬15頭中単勝11番人気という低評価を覆し勝利。続く最終12競走でもフィールドルージュで勝利。引退レースにてJRA通算1400勝を達成し、有終の美を飾った。この件と天覧競馬での勝利(詳細は後述)から、マスコミはこぞって彼を「競馬の神様に愛された男」と称した。


 騎手成績

 JRA通算 12416戦1400勝(うち重賞54勝、GT6勝)

 地方競馬通算 191戦32勝(うちGT5勝)

 主な騎乗馬(カッコ内は優勝レースと年。全てGT級レース)
 
 イソノルーブル(優駿牝馬・1991年)、ファビラスラフィン(秋華賞・1996年)、キョウエイマーチ(桜花賞・1997年)、チアズグレイス(桜花賞・2000年)、ファレノプシス(エリザベス女王杯・2000年)、ヘヴンリーロマンス(天皇賞秋・2005年)

 JRA GTの優勝は天皇賞(秋)1勝を除きすべて牝馬限定戦である。その天皇賞(秋)についても牝馬による優勝であった。

 中央競馬では小倉競馬場を除く9競馬場で重賞を制覇している。

 1989年1月5日にスポーツニッポン賞金杯をカツトクシンで優勝。これは関西圏の中央競馬では昭和時代最後の重賞であったため、松永は昭和最後のJRA重賞勝利騎手である。


優秀騎手賞(勝利度数部門)  1987年、1989年、1991年、1995年、1997年、2000年

優秀騎手賞(勝率部門)  1989年、1997年

優秀騎手賞(賞金獲得部門)  1989年、1997年、2000年

フェアプレー賞(関西)   1987年、1992年〜1994年、1997年〜2001年、2004年

小倉ターフ賞   2009年


 調教師・松永幹夫

 2007年2月で引退した師匠の山本の後を継ぎ、3月1日に厩舎を開業。管理馬の初出走は3月4日、阪神競馬第8競走のダノンシャトルで5着。初勝利は同年3月25日中京競馬第7競走のアグネススピリッツで、騎手は松永と同期の横山典弘だった。前後して重賞初挑戦となったフィリーズレビューでハギノルチェーレが3着に入り桜花賞への優先出走権を獲得。開業初年度からGTに管理馬を送り出した。

 2009年8月2日、ダンスアジョイが小倉記念に勝ち、馬ともども重賞初制覇。奇しくも騎手時代に重賞勝ちがなかった小倉競馬場での達成となった。同年10月18日、レッドディザイアが秋華賞で勝利。騎手時代にファビラスラフインで制した競走で、調教師としてのGT初制覇を果たした。


 JRA通算 1109戦98勝、勝率8.6パーセント、連対率14.9パーセント GT1勝(2009年秋華賞・レッドディザイア)、重賞3勝(GT含む)。(2011年5月27日現在)


 エピソード

「牝馬の松永」

 1996年の落馬事故からの復帰後、第1回秋華賞をファビラスラフインとのコンビで快勝。翌1997年の桜花賞ではキョウエイマーチに騎乗し、のちに二冠牝馬となるメジロドーベルを破り優勝。2000年にはチアズグレイスで桜花賞を、ファレノプシスでエリザベス女王杯を制した。騎手時代に牝馬限定GTで勝てなかったレースは、2歳GTの阪神ジュベナイルフィリーズのみであった。このように牝馬限定重賞で活躍することが多いため「牝馬の松永(ミキオ)」と呼ばれることがあった。

 2005年にはヘヴンリーロマンスに騎乗して天皇賞(秋)を制したが、これは松永自身、牝馬限定競走以外では唯一のJRA GT勝利である。この競走は中央競馬史上初めて天覧競馬として施行されたが、松永は優勝を決めた後、メインスタンドの貴賓席で観戦していた今上天皇・皇后に向かい、馬上からヘルメットを脱いで敬礼をした。レース後、「天皇賞も牝馬で勝ったのが自分らしい」とコメントした。

 調教師となってからも、レッドディザイアによる初のGT制覇は、松永らしく牝馬限定競走でのものだった。


 その他

 牝馬のミッキーと言われているが、実際に「この馬はGTを勝てる」と意識したのは1987年、藤森特別で騎乗し勝利したタマモクロスであった。しかし、その馬は南井克巳が主戦騎手だったのであきらめざるを得なかったという。

 1995年の天皇賞(秋)において三冠馬ナリタブライアンが復帰することになり、落馬負傷のため騎乗できない主戦の南井克巳に代わっての騎乗を打診された。しかし所属厩舎のマイシンザンが同レースの出走登録をしていたため、そちらを優先して断った。(結果マイシンザンは出走取消、ナリタブライアンは的場均騎手が騎乗して1番人気12着だった)


 ダートの短距離での逃げ・先行のうまさがあった。その反面、腰痛の持病もあり追込脚質の馬を苦手とした。1997年のクラシック三冠で主役を張ったメジロブライトはその典型で、3戦とも単勝人気を下回る着順に終わった。ステイヤーズステークスでは自身のワールドスーパージョッキーズシリーズ出場のために河内洋が騎乗することになり、以降もレースで同馬に騎乗することはなかった。

 1997年12月、元モデルの女性との結婚を発表。結婚式の媒酌人は、師匠の山本と親交が深い杉本清夫妻が務めた。武豊とともに子供が生まれない夫婦として知られていたが、2005年に双子が誕生し、父親となった。

 JRAの調教師試験は競馬関係者にとっても非常に難関な試験として知られる(中には10回以上受験した者もいる)が、わずか1回の受験で合格した。1000勝で調教師試験の一次試験が免除となる規定が廃止された2003年以降、調教師試験を一発合格した1000勝以上の現役騎手は松永が初めてである。騎手引退について本人は「若くて元気のあるうちに調教師になりたかった」と語っているが、2007年に自身の所属する山本正司調教師が定年により厩舎を解散することが決定していたことも大きいといわれている。

 騎手として最後の騎乗となった2006年2月26日は、出身地である熊本県西合志町が隣の合志町と合併し合志市となる前日であり、西合志町として最後の日でもあった。

 2007年4月22日、第1回ジョッキーマスターズに参戦。イソノルーブルでオークスを勝利したときと同じ勝負服を身につけ、同じくイソノルーブルを彷彿とさせる逃げを見せたが7着に終わった。2008年11月9日に行われた第2回にも出場した。



 牝馬に強い松永幹夫調教師ということで、牡馬であるファビラスキャットの09はどうかわかりませんが、私は気にしていません。逆にキャロットクラブでは牡馬で4勝馬のフラガラッハが活躍しており期待の方が大きいです。

 騎乗依頼は騎手仲間だった武豊、四位洋文、藤田伸二、福永祐一、佐藤哲三、横山典弘、石橋守などが多いですが、多種多彩。本当にいろんな騎手に乗せます。だけが来ても不思議じゃないですね。

 預託馬数は多く馬房の回転が早い。

 開業4年目で右肩上がりの成績なのは頼もしい(2007年16勝、2008年16勝、2009年24勝、2010年32勝)。



 馬体は、物凄く線が細く華奢に見えるものの、私の好きな筋肉質で皮膚が薄く、いい雰囲気を持っていると思います。首差しの角度は少し高いかな。飛節も小さくこじんまりとしていますね。
 今回測尺が発表されていないところがポイントです。やけに値段が安く感じますし、そのあたりで何かあるかも知れません。つい遅生まれということで割り切ってしまいますが。



 総合評価2.17はと少し低いですが、これは母が1勝馬であるということと、生産牧場が最低評価になっていることからです。しかし、母は1勝馬とはいえ仔出しが良く、産駒はすでに2勝していますから心配いらないでしょうし、生産牧場も海外で私が良くわからないので「E」になっているだけで実際はもっと上だと思います。

 遅生まれで未勝利戦のチャンスが少ないことや、体の線が細いことなど不安もありますが、素晴らしい産駒を輩出している父ウォーエンブレムに超良血の母、そして上も走っていますし、やはり期待は大きいですね。今からデビューが楽しみです。


 期待してるゾ、ファビラスキャットの09!!

●2011年5月10日に日本に到着しました 現在は着地検疫中

 震災の影響により輸出延期となったことから、動物検疫所よりシドニー郊外の牧場へいったん移動して、日中は放牧されていた我らが愛馬ファビラスキヤットの09ですが、クラブ公式HPファビラスキャットの09の近況報告によりますと、5月10日午前6時に成田空港へ無事到着し、そこから2週間、輸入検疫所にて輸入検疫を受けたのちに5月24日にノーザンファーム空港牧場したということです。

 今後は当地で3ヶ月間の着地検疫が行われます。

 普通で考えればデビューは来年の今頃になるのではないかと思われます。これが私が今まで豪州産馬を買わなかった最大の理由ですが、今回はなかなか良さそうな馬ですし、一度体験してみたいと思います。

●測尺は発表されていませんがやはり小柄なようです

 もっともこの馬で懸念されるところが線の細さと馬格の無さで、上記馬体のところでも書きましたように、随分と華奢に見えます。しかし、クラブからの正式な測尺発表がなく、4月28日の近況報告で”小柄”と発表されただけです。

 この”小柄”発表は売り切ってからのものでいささか不満がありますが、どのくらい小柄なのかと言った発表はまだありません。小柄な馬で何度も失敗している私だけにそこが現在、最大の懸念です。

これ以降は2011年7月5日に作成

●気になる馬体重は416キロとかなり小型

 6月15日に発表されましたクラブ公式HPファビラスキャットの09の近況報告によりますと、気になる馬体重は416キロとかなり小型のようです。うーーん、私は基本小柄な馬は買わない主義なのですが、これはかなり小さいですねえ。ここ1年でどれだけ成長してくれるかですが・・・。

 このまま、430キロくらいで出走ということになると、ビシビシと強い追い切りがあまり出来ないでしょうし、輸送も堪えるかも知れません。

 ただ、3勝と活躍中の姉クラックシードも4歳春で420キロとかなり小柄ながらも頑張っていますし、最悪ファビラスキャットの09も小柄でも姉同様3つは勝って欲しいですね。

●姉のクラックシードは3勝目を挙げる

 ファビラスキャットの09の唯一の姉クラックシードは2011年6月25日の中山12Rに優勝し3勝目を挙げました(新馬、500万、500万)。

 元々3歳オープンの紫苑Sで勝ち馬からクビ差2着とオープン級の能力を見せていたことからある程度の活躍は予測できたのですが、母は1勝どまりだったとはいえ、やはり良血。仔出しはいいようです。当然その下のファビラスキャットの09にも大きな期待がかかります。屑出ぬ血統なら相当走ってくれると思うのですが・・・。

●競走馬名はリバイヴエンブレムになりました

 競走馬名がリバイヴエンブレム(Revive Emblem(英語) 「復興の象徴」の意。本馬の活躍と「東北地方太平洋沖地震」、「ニュージーランド地震」からの復興を祈念して。)になりました。

 何やら重い名前ですが、低迷している我がほっさん軍団の「復興の象徴」にもなって欲しいですね。それにしても難しくてなかなか覚わりません(笑)。

これ以降は2011年12月21日に作成

●喘鳴症を発症し、競走馬としては限りなく赤信号に

 デビューに向かってノーザンファーム空港牧場で順調に育成されていた我らが愛馬リバイヴエンブレム。12月20日に発表されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告は次の通りです。

ウォーキングマシンでの運動とトレッドミルでハロン22秒のキャンター調整を行っています。「馬場での調教も再開して徐々に負荷を強めていこうとしていたのですが、調教中に呼吸が荒くなって喉の音が気になることがありました。念のため内視鏡で検査を行ったところ、喘鳴症を発症していることが判明しました。まだ具体的な日にちは決まっていないのですが、そう遠くないタイミングで喉の手術を行い、状態の改善を図る予定です。今回の発症は残念ではありますが、同じ症例の馬でも手術後に勝利を挙げている馬もいますし、まずはしっかりとケアを行って、少しでも早く本格的な調教を行えるようにしていきたいと思います」(空港担当者)

 ということで、リバイヴエンブレムは喘鳴症を発症し、競走馬としては限りなく赤信号になりました。

 喘鳴症(ぜいめいしょう)は、馬の咽頭で発生する病気のひとつである。喉頭片麻痺反回神経麻痺ノド鳴りとも呼ばれる。獣医学での本来の読みは「ぜいめいしょう」だが、「ぜんめいしょう」と読まれる場合もある。 競走馬にとっては屈腱炎とともに競走能力を阻害する故障のひとつ。

 主に迷走神経の分枝のひとつである反回喉頭神経が片側麻痺することによって起こるが、周辺のほかの神経の麻痺もからんで、原因が複雑な場合もある。反回喉頭神経は声門の開閉を支配しているため、同神経の麻痺は声門の開放不全を引き起こし、上気道狭窄の原因となる。上気道狭窄は、運動によって換気量の増加したときの上気道抵抗を増加させるため、罹患馬は運動負荷が一定のレベルを超えると換気量が十分に確保できなくなる。これは競走馬の競走能力の重要な指標である心肺機能が制限されることを意味し、競走馬の競走能力を制限する。

 馬が反回喉頭神経麻痺を起こす原因は詳しく分かっていない。ただ、疫学的にほとんど左側に偏って起こることが知られており、研究者たちもこの点に注目している。

 臨床的には安静時の内視鏡検査だけでは正確に診断できないことが最近指摘されるようになった。競走成績などを含めて総合的に判断することが必要で、治療は中程度以上(5段階中レベル3以上)の症例で手術適用。喉頭形成術が行われることが多い。 「ノド鳴り」という俗称は、運動中に上気道抵抗が上昇し、「ヒューヒュー」とか「ゼイゼイ」といった異常な呼吸音を発することによる。

 日本では、タニノムーティエが皐月賞と東京優駿(日本ダービー)の二冠を達成し、三冠目指しての夏の休養中に患ったことで知られる。近年ではゴールドアリュールやダイワメジャー、ハーツクライも喘鳴症を発症している。 ダイワメジャーの例では、3歳秋に患った喘鳴症を手術し、5歳秋の天皇賞(秋)を勝つまでに至った。 イギリスではクラシック三冠馬オーモンドが喘鳴症により引退に追い込まれている。(Wikipedia)


 リバイヴエイブレムは手術をするということで、決して軽いものではなく、遅生まれというハンデからもデビューまで漕ぎつけられるかどうかも怪しくなってきました。

 せっかくここまで順調だっただけに大変残念です。しかし、競走馬は生き物ですし、こういったアクシデントは仕方がないですね。

これ以降は2011年12月29日に作成

●12月28日に喘鳴症の手術を無事終了しました

 12月28日に発表されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告は次の通りです。

28日に喘鳴症の手術を行い無事に終了しました。この後はウォーキングマシンなどの軽めの運動で経過を観察しながら、調教を少しずつ進めていく予定です。

 ということで我らが愛馬リバイヴエンブレムは12月28日に喘鳴症の手術を行い無事に終了したということです。まずは無事に手術が終わってホッというところですが、これから競走馬としてやっていくことができるのかまだまだ不安です。

これ以降は2012年5月12日に作成

●5月11日に栗東トレセンに入厩

 5月12日に更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告によりますと、我らが愛馬リバイヴエンブレムは2012年5月11日に栗東トレセンに入厩したということです。

 5月8日の時点で馬体重は480キロと来日以来かなり増えて来ましたし、そこは安心です。しかし、ノドの影響に加えて、いつまでも”南半球産ということでもう少し時間が欲しい”と言われる状況。これって裏返せば、まだまだ物足りないということですよね。いくら南半球産で遅生まれだと言っても、もうすでに3歳の5月。日本産馬に換算すると2歳の11月程度ですから、もうとっくに新馬戦も佳境を迎えているところで、正直能力が心配されます。

 キャロは南半球産でトコトンこけていますからねぇ。故に本年度からは南半球産はやめてアメリカ産にしたくらいですから。

 私の過去の愛馬では、この時期にノドが、体力がなどと言っていた馬で勝ち上がった馬はいません。このリバイヴエンブレムも非常に懸念されるわけですが、そこは勝ち上がり率の非常に高いウォーエンブレム産駒ということで期待することにします。まずまずの高額馬ですし、勝ち上がってくれないと困ります。


 ちなみに、私の2009年産キャロ愛馬は全部で5頭ですが、このリバイヴエンブレム以外はすでに勝ち上がってくれています。これが勝てば勝率100パーセントのパーフェクトですが、狙いたいですね。


 ここからゲート試験、競走馬登録、そしてデビューか放牧かですが、あまり時間もありませんし、ゲートに合格してデビューまで漕ぎつけたいですね。

これ以降は2012年5月22日に作成

●5月21日にJRA競走馬登録されました

 我らが愛馬リバイヴエンブレムは5月21日にJRA競走馬登録されました。これで詳細な入厩・放牧情報、追い切り情報が入手できます。

 次はゲート試験合格ですね。時期が時期だけに順調に行って欲しいですね。

これ以降は2012年5月25日に作成

●5月25日にゲート試験に合格しました

 5月25日に更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告は次の通りです。

25日はゲート試験を受け、無事合格しました。「ここまで順調に来ていますので、今朝試験を受けました。正直まだスタートは遅いのですが、1回目より2回目の方が速く、試験官もいい印象を持ってくれたようで、無事合格できました。寄りや駐立は問題ないので、これから速い調教をやっていけば自然と発馬も良くなるでしょう。このまま疲れがでなければ、阪神開催中のデビューを目指したいと思います」(松永幹師)

 
ということで、ゲート試験に見事一発で合格しました。そのままとりあえずデビューに向けて進めて行くようですね。これから速い追い切りを実施した時にノドの音がどうかですね。

これ以降は2012年7月4日に作成

●追い切り情報(7月4日更新)

5月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 66.9
3F 49.0
2F 31.5
1F 14.9


5月25日 栗東E 良馬場 ゲートなり
ゲート試験
助手
14.1
14.4


6月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.4
3F 42.2
2F 28.0
1F 14.0


6月10日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.4
3F 42.0
2F 27.6
1F 13.8


6月13日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.5
3F 39.2
2F 25.6
1F 13.0
ローレルハイウェイ(3歳未勝利)一杯を0.1秒追走0.8秒先着


6月17日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.2
3F 41.1
2F 26.7
1F 13.6
ハートブレイカー(2歳新馬)馬なりを0.2秒先行0.4秒先着


6月20日 栗東坂路 不良馬場 叩き一杯
1回
松永幹夫調教師
4F 53.6
3F 39.7
2F 27.0
1F 14.3
テムジン(古馬500万)一杯を0.1秒先行1.4秒先着


6月22日 栗東E 不良馬場 ゲートなり

助手
13.7
12.0
12.5
12.6


6月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.5
3F 41.5
2F 26.7
1F 13.6


6月27日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.7
3F 39.9
2F 25.7
1F 13.1
ワンサイドゲーム(3歳未勝利)馬なりを2.3秒追走0.3秒遅れ


7月1日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.3
3F 43.4
2F 28.3
1F 14.0
シェイクザバーレイ(2歳新馬)馬なりを0.2秒追走同入


7月4日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
松永幹夫調教師
4F 54.8
3F 39.4
2F 25.8
1F 13.2
ワンサイドゲーム(3歳未勝利)一杯を0.2秒先行0.4秒先着
 5月23日、15−15で追い切られました。これがリバイヴエンブレム初の追い切り時計です。

 5月25日、ゲート試験を受けた時の時計です。正直、発馬は遅い方ですね。

 6月6日、ゲート試験合格後、なかなか追い切り時計を計時しないので心配していたら、熱発していたようですね。
 以下は本日(6月6日)更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告です。
先週末に15−15を行う予定でしたが、軽い熱発があったために今朝にずらしました。幸い熱はすぐに下がって体調は問題ありません。初めて時計になるぐらいのところを乗ったわけですが、思ったよりも楽な手応えで、しっかりと駆け上がっていましたよ。週末にも15−15をやって、来週からはさらに強めの追い切りへと移行していきたいと思っています。デビュー戦についてはまだここと決めたわけではありませんが、阪神の最終週か中京の開幕週ぐらいを目指して仕上げていくつもりでいます」(松永幹師)
 熱発程度ならそんなに影響もなく、正直ホッとしています。そんなこんなで久しぶりの追い切り時計を計時しました。15−15強程度の追い切りです。”思ったよりも楽な手応え”というのが嬉しいですね。しかし、問題はこれから速いところを乗られた時で、ノドから音が聞こえてくるようですと競走馬としては厳しいですからねぇ。

 6月10日、水曜日の予定通り週末に15−15で追い切られました。順調でなによりです。ここから強めの追い切りに移行していくわけですが、ここからですね。

 6月13日、一気に時計を詰めました。とりあえず坂路4Fで54秒程度は出せるので、水準級の能力はありそうです。あとはこれをどこまで縮められるかですね。目標は52秒台。51秒台以内なら激アツですが。
 そして気になるノドは大丈夫なのでしょうか。
 併走馬を千切ったと言っても、相手は既走馬ながら全く走っていない馬です(3戦して全て二桁人気。前走ダート変わりで6着)。これは度外視するべきでしょう。
 以下は本日(6月13日)更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告です。
「今朝は坂路で強め程度の追い切りを行いました。目一杯ではありませんが、ここまで攻めたのは初めて。思った以上に楽な手応えでいい時計が出ました。強めに追ったことでちょっと喉の音が聞こえるようになってきたのですが、苦しがるようなことはありませんし、動きには影響がないようです。このまま行けば中京開催中にはデビューできるでしょうし、番組を見ると2週目の芝1600が一番いいかな、と思っているところです」(松永幹師)7月7日の中京競馬(3歳未勝利・芝1600m)を目標にしています。
 ということで、やはり速いところになるとノドから音が聞こえるようです。うーーん。
 デビュー戦についてはようやく具体的な話が出て来ましたね。7月7日 中京7R 3歳未勝利 芝1600m 混合戦を目標ということです。

 6月17日、2歳新馬と併せられ、最後までしっかりと抜かさせずに先着しました。ここは15−15強ですが、次の水曜日に強く追った時に、時計がどうなるのか、ノドの音はどうなるのかですね。上手く行って欲しいですね。

 6月20日、格上馬相手に大きく千切って素晴らしい動きと言いたいところですが、終いの脚は上がっていますし、松永幹夫調教師自らが追い切ってくださったようです。それならば、ある程度走るのは当たり前です。
 ただ、それでも全体の時計は思惑通りに確実に詰まってきていますし、出走まであと2週あります。私の目標である坂路4F52秒台は出そうな雰囲気ですね。今日の追い切りで終いがもう少ししっかりとした脚取りなら・・・。
 以下は本日(6月20日)更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。僕が自分で跨がってみたのですが、前半ハミを噛んでしまった分、ラストはちょっと時計がかかりましたね。ただ、道中の行きっぷりは上々でいい手応えでしたし、湿気を含んだ空気のせいか喉も気になりませんでした。これならあと2週ぐらいで態勢は整いそうですし、しっかり仕上げられそうです」(松永幹師)
 なるほど、前半はハミを噛んでしまったようです。来週の追い切りが楽しみです。

 6月22日、ゲートから出す練習をしましたが、ゲート試験に合格した時に比べて随分とゲートが速くなりました。これなら水準級ですし、まずまずの位置取りが期待できますね。案外やれる馬なのかも知れません。かなり私の期待値が上がってきました。

 6月24日、順調に追い切りを重ねています。15−15強程度ですね。問題は次の水曜日の追い切りです。ここでこの馬のある程度のレベルがわかるでしょう。凄い動きを見せて欲しいものです。

 6月27日、なんだなんだこの時計は・・・、というくらいに悪いですね。全体の時計も平凡ですし、終いの伸びもハロン13秒以上と悪いです。一杯に追ってこの動きとは・・・。陣営も併せ馬との同入を狙っていたと思うのですが、馬がそこまでついてこれなかったという感じです。うーーーん、これは力の要るダートでは走らないかも知れませんねぇ。しかし、デビュー予定の芝ならともう少しやれると思います。
 以下は本日(6月27日)更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。終い重点だったので、ラスト1ハロンは13秒を切ってほしいところではありましたが、しっかりと脚は伸ばせていましたし、動き自体は徐々にしっかりしてきていますよ。馬体もだいぶ締まってきて、入厩当初と比べるとスッキリ見せています。来週の競馬を目標にしていますが、あと1本ビシッと追えばいい仕上がりで臨めると思います」(松永幹師)
 やはり陣営としても思ったほどでもなかったようです。来週デビューで大丈夫なのでしょうか。ここまで順調に時計を詰めてきていただけに少しがっかりです。松永幹夫師のあと1本追えばいい状態に仕上がるという言葉に期待します。

 7月1日、15−15で調整されました。いよいよ水曜日が最終追い切りですが、少し時計が詰まって来ないので心配になってきました。どんな動きを披露してくれるでしょうか。

 7月4日、馬場が悪いとはいえ、松永幹夫調教師自身が騎乗して、一杯に追い切られました。4F54秒台と私のいう52秒台にはさっぱりと届きませんでしたが、この日は馬場状態が悪く、全体的に時計がかかっていますので、良馬場でいうところの53秒台程度の値打ちはあると思います。
 以下は本日(7月4日)更新されましたクラブ公式HPリバイヴエンブレムの近況報告です。
「今朝は私が乗って坂路で追い切りました。ノド対策に舌を縛ってみたのですが、走っている分には気になりませんし、影響はなさそうです。正直もう少し時間はかかるだろうと思っていたのですが、乗った感じや動きは思った以上にしっかりしていて、レースでもいきなりから動けそう。もちろん初出走ですからまずは次に繋がる競馬をしてもらいたいと思っていますが、いい仕上がりに持って行けそうな手応えは感じていますよ」(松永幹師)
 ということで、私の心配を余所に、ミッキー先生としては良い手応えのようです。先生を信じて好走を期待します。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。動きは全体的に正直イマイチで物足りないですが、調教過程や本数などを高く評価します。ある程度の形は見せてくれないと。

●気になる出馬想定表(7月7日 中京7R)

出馬想定表 7月7日 中京7R 3歳未勝利 芝1600m フルゲート16頭 想定数25頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ヴェルーテ 中井裕二  4/22 未勝利 福島芝2000 11 10
カシノデューク 北村友一  5/19 未勝利 新潟芝1200 16 16 11
カナッタリ 和田竜二  5/19 未勝利 京都芝1600 12
キャニオンリンダ 酒井学  5/06 未勝利 京都芝1600 12 15
クランドールゲラン 幸英明  6/16 未勝利 阪神芝1400
コスモベルアーム  9/11 未勝利 中山芝1800
コスモベルフェット  5/13 未勝利 東京芝1400 11 11
サンライズマハティ 藤懸貴志  5/05 未勝利 京都芝2400
ジョヴァンニ 武豊  6/24 未勝利 阪神芝1600
スズカミラクル 尾島徹  1/21 未勝利 小倉ダ1700 12 15 18
タイキフォースワン 藤岡康太  3/11 未勝利 阪神ダ1800 15
タガノショコラ 国分恭介  5/12 未勝利 京都芝1400 17 12
タツスティンガー  5/05 未勝利 新潟ダ1800 15 10 16
ナリタプリムローズ 太宰啓介  4/28 未勝利 京都芝2000 16
  ナリタマクリス    5/26 未勝利 京都ダ1200  11 15
バルダメンテ 松山弘平   6/16 未勝利 福島芝1800
フィエロ 浜中俊  初出走
マイネルコンキスタ    3/18 未勝利 阪神芝1600
マルーチ 水口優也  5/19 未勝利 京都芝1200 15 15
メイショウインロウ 国分優作  5/26 未勝利 京都芝2200 13 10 10 16
リトルスキー  6/17 未勝利 阪神芝2000 10
リバイヴエンブレム 高倉稜 初出走
レイズワーク 佐藤哲三  6/09 未勝利 阪神芝1600 14 13
ロードガルーダ 小牧太  6/16 未勝利 阪神芝1400
ワタシマッテルワ  6/24 未勝利 阪神芝1600

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在25頭出馬想定されています。

●中京芝1600mコース解説

 新装のコースであり、データ量が少なすぎる為にコース分析はありません。

これ以降は2012年7月5日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月7日 中京7R 3歳未勝利 芝1600m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アースワンシャープ 尾島徹  5/12 未勝利 京都芝1400 11 13 15
キャニオンリンダ 酒井学  5/06 未勝利 京都芝1600 12 15
コスモベルアーム 鈴来直人  9/11 未勝利 中山芝1800
サンライズマハティ 藤懸貴志  5/05 未勝利 京都芝2400
ジョヴァンニ 武豊  6/24 未勝利 阪神芝1600
タイキフォースワン 藤岡康太  3/11 未勝利 阪神ダ1800 15
タガノショコラ 国分恭介  5/12 未勝利 京都芝1400 17 12
タツスティンガー 幸英明  5/05 未勝利 新潟ダ1800 15 10 16
ナリタプリムローズ 太宰啓介  4/28 未勝利 京都芝2000 16
バルダメンテ 松山弘平   6/16 未勝利 福島芝1800
フィエロ 浜中俊  初出走
マイネルコンキスタ 渡辺薫彦  3/18 未勝利 阪神芝1600
リバイヴエンブレム 高倉稜 初出走 B+
レイズワーク 佐藤哲三  6/09 未勝利 阪神芝1600 14 13
ロードガルーダ 小牧太  6/16 未勝利 阪神芝1400
ワタシマッテルワ 北村友一  6/24 未勝利 阪神芝1600

●騎手は高倉稜騎手 ほっさん評価「D」

 今回のリバイヴエンブレムの鞍上は高倉稜騎手です。高倉稜騎手はデビュー3年目ながら素晴らしいと思える騎乗っぷりを時々見かけますし、毎年40勝という勝ち星からもかなり乗れる騎手だと言えます。

 高倉稜騎手は現在、JRA通算98勝で減量1キロです。100勝に到達してしまうと減量の恩恵はなくなりますから、これだけ経験を積み勝ち星を挙げている騎手が減量1キロということは非常に美味しいと言えます。

 私は非常にいい騎手を押さえていただいたと感謝しております。今回相手は強いですが、いい走りを期待しています。


 2012年7月5日現在、JRA通算98勝、重賞は未勝利。勝率5.7パーセント、連対率10.8パーセントとまずまずの成績を残している。本年(2012年)はここまで21勝、勝率5.7パーセント、連対率10.8パーセントで、昨年と同じような数字。騎手の全国リーディング33位だが、すぐ上は吉田豊、秋山真一郎、柴田善臣と言った名前を見ると、よく頑張っていることがわかる。

 昨年(2011年)は、40勝。勝率5.6パーセント、連対率11.0パーセント。



 高倉 稜(たかくら りょう)は1991年9月4日生まれの20歳、JRA(日本中央競馬会)の3年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。所属は栗東の崎山博樹厩舎。

 地元である熊本市での馬を用いた祭事に多く触れたことから馬に興味を持ち小学4年の時から乗馬クラブへ通い始め、中学時には両親に頼み荒尾競馬場に幾度か連れて行ってもらうようになっていたという。

 中学校卒業後の2007年に競馬学校へ第26期生として入学。2010年卒業。競馬学校在籍時に成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞。同期は川須栄彦、菅原隆一、平野優、水口優也、西村太一。

 卒業後栗東トレーニングセンターの崎山博樹厩舎へと所属。2010年3月6日の第1回阪神競馬3日目第5レースで騎手デビュー。初騎乗馬はプリサイストップで、16頭立ての2着に入線した。翌週3月14日の第2回中京競馬4日目第6レースのパープルスターで初勝利を挙げた(18戦目)。2010年は37勝を挙げ、31勝のボーダーラインをクリア。JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2011年8月、オーストラリアで行われた国際見習騎手招待シリーズの「2011アジアヤングガンズチャレンジ」に参加し、8人中で3位に入る健闘を見せている。2011年は、2010年を上回る40勝を挙げた。

 趣味はカラオケ。目標とする騎手は岩田康誠。自身の目標は「追える騎手になりたい」。騎乗してみたい競走馬としてサイレンススズカを挙げている


 2010年デビューの新人騎手6人の2012年7月5日までの騎乗成績は以下のとおりです。

川須栄彦 143勝
高倉稜  98勝
西村太一 28勝
平野優  23勝
水口優也 9勝
菅原隆一 3勝


 昨年91勝と大ブレークした川須栄彦騎手には敵わないものの、毎年40勝ペースは素晴らしい数字で、同期の中ではその勝ち鞍の多さが光ります。あと2勝すれば減量が取れます。そこからが正念場です。

 橋口弘次郎調教師もデビュー当時の高倉稜騎手について「鞍上は減量で思い切った騎乗ぶりが目立っている」と高い評価をされています。


 私ほっさん愛馬では二桁着順ばかりですが、これはいずれも馬自体に問題があり、どの騎手が乗っても結果は大きく変わらなかったでしょうから、高倉稜騎手の信用に変化はありません。むしろ期待しています。


 「ゲートセンスが良く、デビュー当初から素質を感じさせていた。甘さがあった追いも2年目になってパワフルさが出てきている。2011年6月のマーメイドSでは、ズブいタイプのアースシンボル(13番人気)をあきらめずに追って3着に持ってきた。ただし、差す場合は内を突っ込まずに外を回すケースが多い。騎乗馬の潜在能力を引き出そうと考えて乗っていて、2011年には自厩舎のヤマノサファイアにタメて直線で爆発するという競馬を教え込んで準オープンまで出世させた。2011年には1番人気馬で[11・3・1・11]の勝率.423、連対率.538と優秀な成績。2・3番人気馬でも[8・8・7・26]の勝率.163、連対率.327と結果を出している。なお、先に2頭の差し馬の名前が挙がったが、勝利時の脚質は逃げと先行が多くなっている。所属する崎山博樹厩舎で主戦をつとめていて2011年は5勝。注目すべきは美浦の加藤征弘厩舎で、2011年に裏開催で乗って、[6・0・1・10]の勝率.353という好成績を残した。人脈の幅が広がるかだが、大きく伸びて良い素材。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
 ほっさん愛馬での成績(3戦0勝)

 2010年 5月16日 ローザグランデ   京都芝1600m 18着/7番人気
 2010年 6月19日 エンパイアシチー  阪神ダ1200m 12着/15番人気
 2010年 8月29日 ローザグランデ   小倉芝1800m 15着/9番人気

これ以降は2012年7月6日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解
「ロードガルーダは既走馬相手、太目も残っていた初戦で力を見せた。中間は体のラインが良くなり、今週が圧巻の攻め。1ハロン延長でも。ジョヴァンニも力あり。中1週でもビシッと追われ、上積み十分。フィエロも好素材。」

短評は「平穏」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
ロードガルーダ
サンライズマハティ
リバイヴエンブレム      
ワタシマッテルワ △△
レイズワーク
ジョヴァンニ
マイネルコンキスタ
バルダメンテ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ロードガルーダ 2.7
フィエロ 4.6
ジョヴァンニ 4.7
ワタシマッテルワ 7.9
マイネルコンキスタ 10.5
レイズワーク 19.5
バルダメンテ 20.2
サンライズマハティ 21.3
タツスティンガー 29.3
リバイヴエンブレム 30.1
タイキフォースワン 33.5
アースワンシャープ 33.5
キャニオンリンダ 35.5
以下36倍以上省略

デイリー馬三郎

予想印

◎ フィエロ
○ ロードガルーダ
▲ マイネルコンキスタ
× ジョヴァンニ
☆ レイズワーク
△ リバイヴエンブレム

以下省略


見解

 「既走馬相手のデビュー戦でA着の○は強敵だが、ディープ産駒フィエロの素質も相当。トーセンラーと互角に動いた先週の動きが絶好で、初戦こそ妙味。」

●各陣営のコメント

リバイヴエンブレム

 「ノドの手術をしていて、実戦では舌を縛って挑む。攻めは地味だけど、実戦で良さそう。」(松永幹夫調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

今回が初出走のリバイヴエンブレムですが、水曜日はミッキー先生自らが追い切りをつけてくださいました(本番も先生が乗ってくれぃ)。

 時計は坂路4F54秒8と遅いですが、この日は馬場状態が悪く全体的に時計がかかっていることを考えると、まずまずと言ったところでしょう。ただ、この程度では競馬を経験している既走馬相手にとても勝てるとは思えませんし、ミッキー先生のおっしゃるように次につながるレースができればと言ったところでしょう。

 相手関係から言っても8番人気辺りのそれ以下の着順になることが予想されます。

 この厩舎はダメそうな馬はすぐに交流戦に回しますので、次走でいきなり交流戦を選択させない程度の走りを見せて欲しいと思います。掲示板は無理でしょうね。


 鞍上は高倉稜騎手ということで、減量1キロでなかなかいい乗れる良い騎手を確保してくれたと思うのですが、彼と言えば、私が初めて購入した超高額良血馬にして今頃初戦を迎えるも馬っ気を出しまくり、レースどころではなかったシャバダバ・ローザグランデ(とあえて名前を出す)以来ということになります。


 愛馬とはいい思い出のない騎手ですが、別に彼の騎乗がどうのこうのではなく、馬が悪すぎました(佐賀では向かうところ敵なしだったようですが・・・)し、あの時はデビュー当時で減量3キロ。今はその時よりも格段に騎乗技術は上達していますし、当然騎手には期待をしています。

 ただ、今回も馬は・・・。

 いや、初戦は走ってみないとわかりません。まずはレースを見てからですね。

●当日は現地応援いたします

 当日はたまたま私の休日ですし、購入当初は期待していなかった馬とはいえ、私にしてはかなり高額の部類に入る愛馬です。気にならないわけがありません。

 また特に私が意識していることは、この馬が勝ち上がればキャロ購入馬世代勝ち上がり率が100パーセントになるという大目標があるからです。

 例えば、年間2頭の愛馬を購入して、双方が勝ち上がっても素晴らしいながらも普通と思います。しかし、5頭購入しての勝ち上がり率100パーセントということになりますとこれは1つの自慢しても良いだろうという位の良績と思います。

 競走馬の勝ち上がり率はおよそ3頭に1頭と言われ、良血馬でもデビューすら出来ずに消えていく馬もいます。

 5頭購入しての勝ち上がり率100パーセントというのは、高額馬ばかりを購入しているような方でさえ、なかなか達成できない記録だと思います。もっとも、誰の馬でも指名できるPOGなら達成は容易かもしれませんが。

 ですから、すでに2009年産の愛馬4頭が勝ち上がっている私としては、勝ち上がり率80パーセントという数字に満足せず、100パーセントを狙いたい。


 ウォーエンブレム産駒は勝ち上がり率がいいですし、当サイトで話題のマジクレちゃんもウォー産駒で中京で既走馬相手にデビュー勝ちをしてくれました。同じコースで同じような条件で2匹目のドジョウを狙っています。(もっとも、マジクレちゃんの前走のような走りを初戦で見せられたら、それはもう悲劇ですが)


 ということで、募集時の馬体も良かったので、楽しみですし、パドックからの距離が近い新装中京でしっかりと見てきたいと思っています。


 夜、写真多数付き現地観戦レポートをアップする予定ですが、パソコンを入れ替えてから初めての写真の移動になりますし、手こずるかも知れません。期待せずにお待ちください(笑)。

これ以降は2012年7月11日に作成

●パドック

 当日は7Rに登場する愛馬リバイヴエンブレムと5Rに登場するれいじ様の期待馬で私も募集段階ではかなり惹かれたルミナスウイングと同じくキャロの高額馬クリソライトを見たくて中京競馬場に行きました。

 また、当サイトの常連様でいらっしゃるれいじ様が東京から愛馬の応援にお越しになるということで是非お会いしたく5R前に到着しました。


 そのれいじ様期待の5Rのルミナスウイングは強い競馬だったものの直線で内にササッて落馬し競走中止。れいじさん初の口取り式と愛馬の初優勝が一瞬にして消えました。私もまさかの出来事に唖然とするばかりで、その後の期待の薄いリバイヴエンブレムに僅かな希望を持ってパドックに行きました。

 写真は全て撮影順です。


リバイヴエンブレムの馬体重は450キロ。募集当時から言えばなんとか水準級まで戻ってくれたというところですが、実物を見ると、正直まだまだ小さいですね。



初めて逢う愛馬リバイヴエンブレム。



1頭だけの写真ですとよくわからないと思いますが、他馬と比べて、1頭だけ2歳牝馬が混じっているような気がするほど小さく見えました。



時間が立てばもっと成長してしっかりとしてくるのでしょうが、いかんせん未勝利戦の終了時期まで時間がありません。やはり遅生まれの豪州産は相当なハンデだと思いました。



とまーれーの直後。



松永幹夫調教師はなかなか来られません。リバイヴ自身は華奢ですが、筋肉質でなかなかいい馬体なんですけどねえ。



ようやく先生登場も他馬が気になりあまり見てくれません。そうこうしているうちに前へ〜の号令がかかってしまいました。



購入時に馬体は良いと思ったように全体的に見て私好みの馬体です。しかし、如何せん現状では発展途上。こんなに小柄で非力ですと、とても太刀打ちできません。

●本馬場入場


我が愛馬にして超高額馬ローザグランデの背中に唯一レースで跨がった高倉稜騎手。成績?上の方に書いてあるでしょ(苦)。



ほうら、なかなか迫力のある馬体ですねぇ。



1年後にはもっとレースでも走れると思いますが、未勝利戦がなくなってしまいますし、難しいですね。

●レース 

 我らが愛馬リバイヴエンブレムはやや出負け程度のスタートですが、二の脚がつかず一気に後退。少なくとも2馬身の出遅れになります。

 道中は最後方を進み、4コーナーでは外に持ち出します。そこまでは、さぁ、ここからどのくらい伸びてくれるのかというところでしたが・・・。後は以下の写真でご覧ください。



差は詰まるどころか離されていくばかり。



もう完全に最下位確定。



もう追うのをやめちゃいました。

 ということでシチーの代替馬並の走りでシンガリ負け。同じ大敗にしても良いところがなかったです。

●時計の評価

 今回のリバイヴエンブレムの走破時計1分40秒2重馬場は、勝ち馬から2.5秒も離されており、決定的な差と言えます。いくらデビュー戦だからと言ってもこれだけ走らなければ、この条件での勝ち上がりはありえず、陣営も次走はダートを走らせるようです。

 しかし、小柄で非力なことから、力の要るダートが良いとは思えず、次も良いところはないんじゃないでしょうか。良馬場の芝ならもう少しやれてもいいと思うのですが。

●レース後の騎手・調教師のコメント

リバイヴエンブレム(16着)

 「初めての実戦とあって、ゲートは隣の馬にヒルんで立ち遅れてしまいました。荒れた馬場を気にしていたようで終始リズムの良くない走りになっていましたし、突っ張るような感じだったので、ダートの方がいいかもしれません」(高倉稜騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「初めての実戦だったからか、終始突っ張るような走り方になってしまいました。ジョッキーに聞くとノドもちょっと鳴っていたようですし、そのあたりも影響があったのかもしれません。ただ、調教の動きからはもっとやれるはずですし、レース慣れも必要でしょう。いずれにせよ次はダート戦を使うことになると思いますが、ちょっと間隔は必要になりますので、2、3週でも放牧に出して使える番組を探っていきます」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 時間が立てば、もっと成長するでしょうし、もう少しやれるでしょう。しかし、未勝利戦の終了までおよそ2か月しかありません。こんな僅かな期間では立て直しは困難と思われ、引退は必至です。個人的には地方転厩で2つ勝って戻ってきてくれればゴルトブリッツほどとはいいませんが、そこから多少いいところが見られるのではないかと思っているのですが。

 次走の内容がからっきしなら、地方転厩は無理と判断され、引退ということになるのでしょうね。

●最後に

 やはり購入時に感じたように馬体は良い物を持っています。しかし、ノドの影響などでただでさえ遅生まれで遅れていた育成が更に遅れ、しかも走る速度が上がるとノドから音がするように持っている力をすべて出せる状態ではありません。

 残念ながら、ノドなりが判明した時点でやはり終わっていた気がします。それでも取りあえずデビューに漕ぎ着けてくれたことは嬉しいですし、レースを見て、この時期にこのくらいしか走ることができないのなら、どうしようもないやと満足して引退の時を迎えることができます。

 競走馬は生き物ですから、やはり難しい。同じくノドの影響で一足早く引退したフィックルスターもだれが見ても素質のある馬。そんな馬でもノドに問題があれば、一番肝心なトップスピードになった時に大きく息を吸い込むことができずに、これでは息苦しくて走れるわけもありません。


 購入時から書いていますように、キャロコンピュータと相性の悪い私はどうせ落選確実と思って安直な気持ちで応募し取得した馬。それでもノドなりがなければ、もっと期待も大きかったのですが、こればかりは仕方がありません。

 ここまで来たら、キャロ世代(2009年産)勝ち上がり率100パーセントを目指したかったですが、リバイヴエンブレムはとても勝ち上がれないでしょうから、5頭出資の4頭勝ち上がりの80パーセントで終了することでしょう。嗚呼、100パーセントで自慢したかった。リバイヴエンブレムは結構私の中では高額の部類に入る馬ですし、どんな理由で購入したとしても、我が軍団の高額失敗馬として末永く記憶から消えることはありません。

 別に今回の1戦でこの馬がジエンドではないですが、小柄で非力ですし、叩いたといっても上積みはなさそうですし、芝が全くだめだったということで次走はダートに行くわけですが、パワーのない馬にダートは余計にマイナスだと感じます。

 唯一の救いは、今回が力の要る重馬場だったこと。良馬場の軽い芝ならもう少しやれるかも知れません。とはいえ、時期が時期ですし、そんなにいろいろと試せる時間もありません。やはり勝ち上がりは難しいと判断して然るべきだと思います。


 それでも次走も期待はなくとも注目していますし、少しでも前進が見られればと思います。


 今回は現地に行ってリバイヴのいろんなことがわかりましたし、行ってよかった。次走も休日と重なれば応援に行きたいと思います。


 最後まで頑張れ!!リバイヴエンブレム。

最後までご愛読ありがとうございました

2011年5月27日立ち上げ 7月5日、12月21日、29日、2012年5月12日、22日、25日、6月6日、10日、13日、17日、20日、22日、24日、27日、7月1日、4日、5日、6日、11日加筆

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